彼女をうっとりさせる|モテる男の肩こりマッサージ術
肩こりの辛さは女性の方が多く感じています。
特にデスクワークをしていて肩が凝っていない女性はいないと言っていいくらいです。
そんな彼女にさりげなく、うっとりするようなマッサージをしてあげれば、かなりのポイントアップ間違いなしです。
でも、マッサージというと力任せにグイグイやるイメージをもっている人も多く、痛いわりには楽にならないし、マッサージをしてあげているあなたもきついです。
そこで、もっと気持ちのよい、そして、あなたも彼女も楽になるマッサージ方法を教えますね。
もう、あなたから離れなれない、彼女の身も心もうっとりするような肩こりマッサージで、癒してあげてください。
マッサージは揉むのではなく流すもの
肩こりでも何でもそうですが、マッサージは基本的に揉むのではなく流すものです。
何が違うのかと言うと、体の外側から内側へ向けて、力や圧力をかけて押し込むことがNGなのです。
プロは、この力加減が絶妙で、体の様子をみて適切にコリを押すことが出来ますが、それを見よう見まねでやってしまうと逆に症状を悪化させたりムダに痛みを与えるだけになってしまいます。
理由は脳幹と自律神経の働きにあります。
脳幹とは、生命維持活動をしている最も大切な器官で、命を守るため、常に身の危険に対して敏感にそれを認識し、自律神経を使って危険から命を守るように調整をかけ続けています。
気温や気圧の変化に対して、体温や血圧が大きく変化してしまえば、内蔵が危険になります。環境の変化に対して内蔵環境をある程度一定に保つため、自律神経というねじ回しを使って、締めたり緩めたりして調整をしているのです。
話を戻しますが、マッサージをして、体の内側方向へ強い力で押し込んだ場合、この強い刺激が内蔵の方へ向かうのを脳幹は危険と認識します。
脳幹は生命維持のため最優先に考えているのが内蔵を守れですから、内蔵方向へ向けられた強い力での刺激に対して、内蔵を守ろうと自律神経の交感神経を使って、押し込まれている筋肉へ強く緊張を加え、その強い押し込みに対して防御しようとするのです。
これが、強く揉めば揉むほど筋肉が締まっていくという現象です。
強い力でマッサージを受け続けていると、だんだん、もっと強く揉まなければほぐれない体になっていき、揉み解しても、すぐにまた凝りやすい体になってしまいます。
ボクサーがお腹を殴られてもある程度平気な理由も同じです。
お腹は大事な内蔵が密集していますので、お腹の表面には痛覚神経が密集しています。
危険があればすぐに痛みを出し、脳へ危険をいち早く伝えるためです。
そんなお腹を殴られて、普通は平気なわけはないんです。いくら筋トレをして腹筋を鍛えても、殴られればとても痛いところなのです。
それが、なぜボクサーは平気かというと、練習で常にお腹を殴ったり、重たい砂の入ったボールをお腹にぶつけたりして、強い刺激を与え続けることで、脳幹がお腹の中の内蔵を守るために、自律神経でお腹の筋肉をきつく固く締めていくからです。
治療ではなくリラクゼーション目的のマッサージのお店では、営業上、このシステムはありがたいものです。
揉めば揉むほど、もっと筋肉が固くなっていき、固い筋肉ほど揉まれる時には気持ちいいのですが、またすぐに凝るようになり、さらに固くなっていくので、リピート客を獲得するのにはもってこいです。(参照 肩こり研究所)
本当に治療の出来るプロでない限り、肩こりマッサージは揉んではいけません。
やさしく血液とリンパを流すようなイメージで行ってください。
それでも、うっとりするような、そして肩こりがとっても楽になるようなマッサージ方法はあります。
肩こりマッサージは、まず足から行う
肩が凝っているからといって、真っ先に肩から揉み始めてしまいがちですが、まずは足の方からほぐしていきましょう。
専門的に治療目的でマッサージを行う場合には、しっかりとした医学的な根拠をもとに適切な順序で必要な部位に対して施術を行います。
しかし、そこまでではない、日常の慢性的な肩こりを楽にするためのマッサージでは、患部から一番遠いところからほぐしていくことが基本です。
目的は、全身の血流改善にあります。
一般の方がマッサージを行う場合には、これのみに専念することが大切です。
それがしっかり出来れば、ほとんどの肩こりは確実に楽になっていきます。
そこで、全身の血流改善を目指すのに、最も重要となるのが「ふくらはぎ」です。
ふくらはぎは第2の心臓と言われているくらい大切なポンプ機能もっていて、血液やリンパ液を上にあげる役目があります。
しかし、肩こりを感じている人は、ほぼ間違いなく、ふくらはぎがむくんでいるか固くなっていて、このポンプ機能が低下しています。
血液は元々心臓というポンプがあるので、ある程度は回るのですが、リンパ液は筋肉の運動によって回っていきますので、筋肉の動きがあまりないとポンプ機能が働きにくくなります。
ずっと立ちっぱなしの仕事やデスクワークでは、ふくらはぎの筋肉が動きませんので、リンパ液が足に滞り、むくみや固さになります。
新品のゴムの柔らかいポンプと古くなってゴムの固くなったポンプでは、1回の吐出量が違うように、固いふくらはぎでは動いてもポンプアップ能力は落ちていきます。
それが、全身への血流とリンパ液の流れを悪くしている原因になり、肩こりがきつくなる原因にもなります。
そこで、ふくらはぎをしっかりとほぐしていきましょう。
やり方ですが、うつ伏せに寝てもらい、ふくらはぎを上から下へ、下から上へ、やさしく撫でるようにさすってあげればいいです。難しく考えなくてもよいので、やさしくさすってください。
ここまでプロ風にやらなくても充分なのですが、イメージとしてはこんな感じです。
そして、特に重点的にほぐしてもらいたい部分が、ふくらはぎの後ろ側のやや外よりです。そこには座骨神経が走っています。
インナーマッスルの衰えにより、体を支えるのに足の外側の筋肉をメインで使うようになり、ふくらはぎの外側に過負荷がかかってきます。
ふくらはぎの外側の筋肉が過負荷により固くなると、その付近を走っている座骨神経を圧迫し、痛みを出します。
その痛みが、膝や股関節や腰にまで上がってくることもあります。
出展 はまがみ整骨院
この図の、ふくらはぎの赤い線の部分を、揉みしだくのではなく、あくまでやさしく,
充分にほぐれるまでさすってあげてください。
背中は神経系をなぞるようにさすります。
足に関しては、ふくらはぎをさすってあげれば充分です。
次に背中にいきます。
背中も同じように、やさしくさすってください。
そして、背中は、神経系をなぞるようにさするのがコツです。
出展 QLife家庭の医学
背骨には脊髄が走っています。その脊髄から体の各部へ神経網が伸びています。
この背骨に沿って、両手の指先で背骨を挟み込むように、首筋からおしりにかけて背骨をなぞりながら、やさしく撫でるように指先を走らせてください。
それを数回繰り返します。
次に、背骨から体の脇に向かって、親指以外の指4本をつかって、やさしく撫でてください。首の方から始めて腰の方まで少しずつ位置をズラしながら順番に、背骨から脇へと神経を流すようなイメージで撫でていきます。
次に、今度は脇の方から背骨に向かって、同じように撫でてください。
これをやってもらうと、ゾクゾクするくらい気持ちいいです。
この気持ちよさが自律神経を刺激し、副交感神経の働きを強くして筋肉の緊張をほぐしてくれます。
背中を数回さすったら、腕もさすってください。
肩から指先に向かって、両手で腕を包み込むようにしながら、やさしく撫でるようにさすります。
これを両腕に数回行ってください。
首から肩へかけてのマッサージ
今度は仰向けに寝てもらい、首のマッサージを行いましょう。
ここで一番重点をおくべきところは、首と頭の付け根付近です。首の肩の付け根ではなく、首と頭の付け根を、やさしくさすってください。
この後頭部と首の付け根付近の筋肉を「後頭下筋群」と言います。
デスクワークなどでパソコン作業が多い人は、この後頭下筋群の緊張が強くなり、首コリから肩こりへと大きな影響を与えることになります。
目の疲れと後頭下筋群の関係については、以下の引用を参照してください。
人は脳に衝撃を加えたくないため、動作時に頭が極力動かないようにします。これは物を見るときも同様で、できるだけ目だけで物を見ようとします。
しかし例えば、右にある物を見ようとするときには、右側の視野が広がるため、頭頸部の右回旋も起った方が好都合です。そのため、このような動作時には、自然と頭頸部を右に回旋させて物を捉えようとする傾向があります。
この回旋運動は、とくに上位頚椎によって起こります。この時、上位頚椎に付着する後頭下筋群がこの回旋の制御に働くということです。
このような理由から、特に頭部を動かさないで、目だけで物を追うようなパソコン作業は後頭下筋の過緊張を引き起こしやすくなります。
肩こりが辛い人は、眼精疲労も同時に辛く感じていることが多いです。
後頭下筋群の緊張をほぐしてあげることが、首のマッサージにとって最も重要な意味をもちます。
ここも、両手で頭を包み込むようにしながら、後頭部と首の付け根付近を、頭蓋骨をなぞるようにやさしくさすってください。
そして、後頭部と首の付け根から、うなじをなぞるようにして肩の方まで、やさしくさすっていきます。
これを数回繰り返すうちに、もはや肩は揉むまでもなく、かなり柔らかくなっていると思います。
最後に肩こりのツボに止めの気を打ち込む
最後に肩のコリが最も集中しやすい、肩井(けんせい)というツボを押さえます。
出展 アイミー鍼灸整骨院
この図の赤い丸のところが肩井(けんせい)というツボです。
仰向けに寝かせた状態で、この肩井(けんせい)にそっと親指を当てます。
指圧のように力を入れて押し込むのではなく、ただ指で触っているくらい、指の重さの圧を感じるくらいの力加減で、指をツボに置いてください。
そして、このツボに親指を当てながら、深呼吸をします。
マッサージを受けている彼女の方ではなく、マッサージをしているあなたの方で、深く深呼吸していきます。
それだけで、あなたも気功を使っていることになります。
気功というのは何も特別な人の能力ではなく、誰でも手をかざせば気は出ているものです。
痛いところに無意識にでも手を当てると楽になる感覚があります。
これが手当の語源でもあると言われていて、ナチュラルな気功の効果に古くから気づいていたのだと思います。
そして、施術者がリラックスしている時に、癒しの気功の力は高まります。
このツボに指を当てて、深く深呼吸しながらリラックスしていれば、気の力で肩の凝りに深く効いていきます。
マッサージのおわりに・・♡
女性の肩こりを癒すため、やさしい男性がマッサージをしてあげるという流れでお話してきましたが、手順の中で女性の快楽のツボも刺激していること、お気づきでしたでしょうか。
癒しの肩こりマッサージをしてあげながら、エッチな雰囲気になって、愛し合う・・
これが目的って言われると元も子もないんですが、でも、大切なことであることは確かです。
愛し合う行為によって快楽物質のドーパミンと幸福感をもたらすセロトニンの分泌が促され、この作用によって体の中から体調を回復させてくれるからです。
肩こりを癒しながら、深い愛情と快楽が得られ、そしてその効果で、肌もきれいになり、ストレスも解消され、彼女がよりきれいになっていくなら素敵ですよね。
ついでにもう少し、女性を快楽へ導くツボを紹介しておきます。
まずは首から
出展 こしがや鍼灸院
首筋から始めて鎖骨の凹みにあるツボへ刺激を加えると、乳房の感度が上がってきて、乳首も充血してきます。
そして背中からおしりにかけて
出展 つぼの図説
この中でも、背骨と肩甲骨に挟まれた部分のツボは胸の性感帯につながっています。
おしりの辺りの胞肓(ほうこう)というツボは、男性ならばEDにも効果があるとされるツボで、女性では子宮や膣につながっているところです。覚えておきたいポイントですね。
耳にも大切なポイントがあります。
出展 はり灸リーフ
特に、聴宮というツボは、女性の最も敏感な部分(書けないけど・・ク◯◯◯◯)との黄金のコンビと言われていて、同時に刺激してあげると最高に効果的です。
そして、とどめのツボ「衝門」
出展 アイミー鍼灸整骨院
もう説明は不要ですよね。太ももの付け根を親指の腹でやさしく押してあげれば充分です。
これらのツボは、マッサージと同じで、本丸から遠い所から責めていくのが効果的です。
そして、ツボだからといって、指圧師のようにただそこだけを指で押していては、何の雰囲気もロマンスもありません。
愛し合う流れの中で、相手に気づかれないように、快楽のツボ付近を触りながら強弱をつけて何気なく刺激するようなテクニックを研究してみてください。
まとめ
女性の肩こりに対して、信頼しあえるパートナーが行うマッサージは、とても気持ちがよく、そして効果的なものになります。
マッサージは患部から遠いところから行い、肩こりならば、ふくらはぎ→背中→腕→首→肩の順で、揉まずにやさしく撫でるように、血液とリンパ液を流すイメージでさすっていきましょう。
体のコリがほぐれたら、パートナーにしか出来ないことがあります。
愛情たっぷりに愛し合うことで、ドーパミンとセロトニンが分泌され、体の内と外の両面から、深い癒しをもたらします。
ひとつ注意点ですが、マッサージ受けている段階で、気持ちよく、そして疲れも溜まっていれば眠ってしまうこともあります。
そんな時に無理に叩き起こして襲わないようにしましょうね。
私は妻にマッサージをしていて、やりながら今日はどんな風にエッチしようかなあと気持ちも体も昂っていたら、眠ってしまい・・・無理に起こして迫ろうとしたら・・・ケリ入れられました彡(-_-;)彡・・・(体験談です)